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診療案内
尿が出にくい
男性に多くみられる症状です。前立腺肥大症が考えられます。
前立腺は男性にだけある臓器で精液を産生しています。尿道を取り囲むようにあるため、肥大すると尿が出にくくなります。検査は尿検査、超音波検査(前立腺の大きさ、残尿量の測定)尿流量測定を行います。前立腺がんの心配もある場合は採血(PSA)を行います。まずは、お薬で治療してみます。薬の作用が不十分な場合は手術が必要ですので他院にご紹介します。
そのほかの病気では、女性にもみられる神経因性膀胱が考えられます。検査は尿検査、超音波検査(残尿量の測定)、尿流量測定を行います。お薬で治療をします。
尿の回数が多い、急にトイレへ行きたくなる
男性にも女性にもみられる症状です。膀胱が過敏な働きをする過活動膀胱という病気が考えられます。
過活動膀胱は加齢、脳卒中の後遺症、男性の場合は前立腺肥大症が原因となって起こりますが、原因不明の場合も多くあります。40歳以上では12%の方に過活動膀胱の症状があるという調査もあります(※)。検査は、問診、尿検査、超音波検査(前立腺の大きさ、残尿量の測定測定)、一回排尿量の測定などを行います。お薬による治療と行動療法(排尿記録の記載、膀胱訓練、食事内容の変更等)を行います。
(※)出典:本間之夫ほか:日本排尿機能学会誌:14:266-277, 2003
尿が漏れる
女性に多くみられる症状です。加齢やお産によって骨盤の筋肉がゆるむことで起こります。お薬や骨盤筋体操で治療をしますが、手術で良くなる場合もあります。手術が有効な方にはご本人さまと相談し、手術ができる病院をご紹介します。
血液検査でPSAが高値だと言われた
PSA(前立腺特異抗原)が高値の場合は、前立腺がんの可能性があります。最近前立腺がんが急増しているため、PSAが健康診断やかかりつけの医院で測定されることが増えています。
正常値は4以下ですが、4~10の間の場合は約20~30%、10以上になると30~40%の確率で前立腺がんが発見されます(※)。確定診断には前立腺の細胞を採取する前立腺生検が必要になります。まず直腸診、超音波検査を行い、前立腺生検が必要か検討します。生検が必要な場合は、当院で行うか、病院をご紹介するか、ご相談の上決めさせていただきます。
(※)出典:一般社団法人兵庫県医師会 PSAが高いといわれた 2017年1月19日更新
血尿がある
血尿には大きく分けて2種類あります。腎臓から出る血尿と腎臓以外(尿管、膀胱等)から出る血尿があります。腎臓から出る血尿の場合は腎炎、高血圧等の内科的な病気が考えられます。腎臓以外から出る血尿の場合は膀胱炎、結石、がん(腎臓、膀胱、前立腺等)などの病気が考えられます。当院の尿自動分析装置は腎臓から出る血尿と腎臓以外から出る血尿を血球の形から判断します。その結果から必要な検査(超音波検査、レントゲン検査、血液検査等)をさせていただきます。
おねしょをする
5歳をすぎてもおねしょが続く場合を夜尿症といいます。夜尿症の原因は複雑です。尿量、膀胱容量、睡眠等のいろいろな原因が組み合わさって起こっています。検査は問診、尿検査、超音波検査(腎臓、膀胱の奇形の有無)尿量の測定(昼間、夜間)、夜尿日記の記載をしていただきます。夜尿症を起こしている主な原因を突き止め、治療を開始します。治療は小学生以下の場合は主に生活指導(規則正しい睡眠、塩分制限、飲水量の確認等)、小学生以上では生活指導と薬物療法、アラーム療法を行います。詳しくは夜尿症についてをご覧ください。
ED(勃起不全)
EDは内服薬での治療を行っています。当院では2~3種類のお薬を準備しています。自費診療となりますが、費用は初受診が4,000円+薬代(薬は1錠1,000円~1,650円)、再受診は2,000円+薬代となります。価格は税込です。
頭痛、動悸、顔のほてり、肝機能障害などの副作用が出現する場合があります。